冬を口と目で味わう一時

 能登半島の大地震では、亡くなられた方の数字が日に日に増えています。

阪神淡路大震災も1月17日でした。寒い時に暖を取れない、食べ物がない、水が足らない等と、本当にお辛いと思います。

私は神戸であの震災に遭いました。ライフラインが途絶えてしまい、自宅は崩れませんでしたが、不安な日々を過ごしたことを思い出します。

被災された方に心よりお見舞い申し上げます。

 

あの時にコンサートを開いてくださったクラシック歌手の方の歌声が、今も心に残っています。♪ふるさと で涙を流しました。

それが今の私の音楽療法の礎になっています。

 

 被災地では辛い一日をお過ごしだと思うと、「わおん」の恵まれた環境に感謝です。

 

スタッフのご友人のお庭で収穫された「八朔」を沢山頂戴しました。

それで、ぜひ皆さんにその日のうちに召し上がって頂きたく、お菓子にしてみました。

 

 

 

 

まるまるとして艶のある八朔 と

 

農業高校の生徒さんが育てられた

シクラメン

 

 

わおんの皆さんはどちらにも「凄いね」

と心を動かされました。

この八朔を使ってどんなお菓子が出来るかな・・・

 

ジャムの様に炊いていたら色々使いやすいのですが、生でね・・・

でも生でパウンドケーキを焼いてみました。

 

これは焼く前です。

 

ジューシーな八朔だったので、水分が出るだろうな・・・と心配しつつ焼いてみました。

 

 

焼きあがりました。

 

60分焼いて丁度いい感じです。

 

 

お味はどうかしら?

フレッシュな香りがしていますが・・・

45分焼こうと思い、予定の3時になっても焼きあがらず、皆さんに「ごめん、もうちょっと待って!💦」とお願いすると、「いいよ~まってるよ~~」って💗

 

やっと召し上がって頂けたのは3時20分・・・ごめんなさい。

でも皆さん「とっても美味しいでーす」とパクパクとお口に。

「八朔の味がようしとる」「うわ~ふわふわや!」「香りがいいね」等々、大層おほめに預り、嬉しかったです。

本当はパウンドケーキは冷まして次の日が食べごろ!と言われるのに、ぬくぬく焼きたてを召し上がって頂きました。

 

スタッフも食べてみたのですが、甘すぎず八朔の酸味と香りがとても感じられ、フレッシュな気分になれる…そんなおやつでした。

 

「八朔をわおんさんに」と思って下さったスタッフのご友人に、お礼申し上げます。

まだまだ八朔はあるので、違う曜日の方にも味わって頂こうと思います。

 

季節の食べ物、大切にしたいですよね。

旬のものは一番栄養が高く、体にもいいと聞いています。

 

 

また、もうこんな花が咲きだしているよと、スタッフが自宅のお庭から持ってきました。

何という花でしょう?

 

 

 

春、一番早くに咲く梅だそうです。

 

蝋梅(ロウバイ)ですね。

このお花をわおんの皆さんは、こんな風に鑑賞し楽しまれましたよ。

「甘いいいか香りがするわ」とか「この花びらが薄くて可愛いね」等々・・・

「家の庭にもこの木はあるのだけれど、まだ咲いてないわ」

「きっと陽当たりのいいお庭で咲いたのね・・・」

 

スタッフも交え、話題はひたすらお花の事で。

 

 

女性がお花を見る眼差しって、本当に優しいですね。

 

わが子を慈しむように💛

 

 

Mさんのお庭にも蝋梅はあるそうで、色々詳しくお話ししてくださいました。

 

お花博士みたいでしたよ!

 

 

他者の話をしっかり聞けることは、とても素敵な事ですね。

 

そんな皆さんをスタッフ一同、嬉しい気持ちと私たちもほっこりする気持ちで、見守らせて頂きました。

 

 

この人だけは、「ねえ、何話してるの?」って(>_<)

 

「それ食べれまちか?」ってな顔してますが、それでも皆さんの所に寄ってきましたよ。

わおんではとても活動的な時間が多いですが、このように落ち着いた時間も作ります。

心の栄養とでも言いましょうか?とても味わい深い時間でした。

 

テンションの高いだけが元気ではないと思っています。

これからもこういう時間は、大切にしたいです。

 

最後にこのケーキも紹介しますね。

 

やはりお庭の柚子を沢山いただきました。

 

 

それでやはり「柚子ケーキ」を焼きました。

ビタミンが取れて香りも楽しめて、こちらも皆さんに喜んで頂けた一品です。

これから寒くなると天気予報では言ってます。

朝来市にも雪が降るでしょうね。

そんな寒い日に、暖かい飲み物と季節のケーキでみなさんに楽しんで頂こうと思っております。

調理担当の戸田さんと筆者で、皆さんの喜んでくださるお顔を思いながら、作りますね!

お楽しみに💗

 

 

スタッフ犬紹介

 

 

 

 

WEISS(ヴァイス)

英国ゴールデン

    レトリバー♂2013.2.9生まれ

様々なグループでセラピードッグの勉強をし、JKC訓練競技会ではトレーニングチャンピオンを獲得。

NPO法人日本アニマルセラピー協会のセラピー犬に認定。

認定NPO法人日本レスキュー協会セラピードッグチームの潜在性テスト・適性テストにも合格しています。

 

英国ゴールデンの持つ穏やかな性質とお茶目な気質を、セラピーの分野で発揮しています。

 

2024年 10月20日

永眠 11歳8か月

自宅でママに抱かれたまま、痛みや苦しみはなく永遠の眠りにつく。

 

 

 

 

 

 BLAU(ブラウ)

ボーダーコリー

♂2009.3.15生まれ

六甲警察犬訓練所、宗平所長の指導の下、2歳からアジリティーを練習。JKC大会にオーナーハンドラーで出場し、数々の賞を戴いています。

人間と遊ぶことがとても楽しいと思っている子です。

 

2024年 6月15日

永眠 15歳3か月

「わおん」の皆さんに見守られながら、苦しみも痛みもなく、大往生を果たす。