車で皆さんの送迎をしていると、道路もお庭も花壇にも様々な花が咲き乱れ、春爛漫にで楽しくなります。

そんな一年で皆の心がウキウキするこの季節に生を受けられたIさん、お誕生のお祝いをさせていただきました。一番お誕生に近いご利用日です。

とっても優しいお母さんっという雰囲気の女性です。

大和撫子ということばがピッタリの様な気がします。

ご主人さまを支えながら、ご自身もボランティア活動に忙しくされていたと伺いました。

とっても人のお話を聞いてくださる方で、傾聴の心をお持ちですね。

私たち、見習わなくてはいけません。

音楽療法では今のロシアとウクライナの悲惨な事実を聞き、こんな曲を皆さんに提示しました。よーく思い出して考えてみて下さいと・・・🎵お山の杉の子・めんこい仔馬です。

この2曲は日本の戦争中に作られた歌で、杉の子も「お国のために使われる」、そして

仔馬も「軍馬になって手柄を立てる」という内容が歌い進めるとわかってきます。

皆さん、神妙なお気持ちの様でした。

戦争体験者の年代なので、もう戦争は嫌と仰います。

そして🎵鐘の鳴る丘　も歌い、戦争孤児に思いを馳せました。

音楽療法はいつも楽しい・嬉しい・愉快な気持ちや場面ばかりではありません。

辛かった気持ち、二度と繰り返してほしくない気持ち、大切な人を失った思い出など、

負のイメージで心を動かしていただくこともあります。

🎵お山の杉の子　を歌いながら世界の国旗が描かれた太鼓でリズムを刻みました。

ご利用者さんの中には、パーキンソン病の前兆のある方もおられ、その方には打楽器で特にリズム強化を促しています。

やはり、少しリズムが乱れます。でも強力なリズム表現が耳に届くと合わせられるので、その能力を落とさないでほしいと頑張っています。

さあ、お昼ご飯です。私もこれが楽しみで・・・(*^_^*)

そして午後のレクリエーションです。

こちらでもIさんの美しい立ち居振る舞いが見え隠れします。

失敗されると・・・「あら、どうしましょ、あんなことになってしまって…」

成功されると・・・「うふふ、厚かましいですねえ…」

綺麗な日本語ですね、私もこんな言葉がすらっと言える女性になりたいっ！！

わおん恒例、3時のおやつTIMEのお祝い会🎉　「おめでとうございますーーー」

今年、どんなことをしてみたいと思ってらっしゃいますか？と伺うと、「そんなこと…考えてこなかったわ」と。

じゃあ、今の楽しみは何でしょう？と伺うと、「沢山は出来ないけれど、お花を植えてきれいに咲いたらいいなと思っています」と答えて下さいました。

実はご家族から伺ったのですが、ガーデニストだそうです。

お庭や家の周りをお花でいっぱいにされていたそうです。お迎えに行きますと、その名残が沢山あります。

だから今もお花を育てることが、楽しみの一つになってらっしゃるのですね🌷

施設内で作ったつたないバースデイケーキで、皆さん「おめでとう、元気でね」とお声がかかりました。

いつまでも今の素敵なIさんでいて下さいね。

ご家族に支えられて、ゆったりと生活されてらっしゃるご様子が、本当に美しいな…と

感じております。

そのお心や体がいつまでもお健やかでいらっしゃること、わおんもお手伝いさせてくださいね。ご来所を心よりお待ちいたしております。