ヴァイスの初挑戦

 今年の近畿地方の梅雨はどうなったのでしょう・・・っと思っていたら、とうとうくるようですね。少し憂鬱な天候が続きますが、わおんでは気持ちは常に前向きに!

 

 さて、ヴァイスは新しい事に挑戦しました。

「ガンドッグ」です。あまり聞き慣れない方もいらっしゃると思います。

鉄砲で撃ち落とされた鳥を、回収することがゴールデンレトリバーの本来のお仕事です。

それを模して競技に作られたものが「ガンドッグ」です。

 

ゴールデンレトリバーに生まれたヴァイスの犬生に、そのお仕事を少し経験させてやりたいと思ったのです。

そんなヴァイスの新しい挑戦をご覧ください。

ヴァイスのパパ、マルス君はその道に素晴らしい能力を持ち、成績も出しています。

今回は見学しようと霧ケ峰へ行ってきました。

 

朝来市から霧ケ峰まで、

約500kmです。

 

前日からお泊りで出かけました。

 

ワンコも一緒に止まれるお宿

「赤煉瓦」というホテルで一泊。

マルスパパと一緒にお泊り。

ヴァイスのテンションがMAX。

 

ホテルの夕食

 

ここも一緒にワンズも入れます。

ママたちが夕食を頂いている間、お利口に待っていました。

 

マルスパパとクーヤンという甥っ子も一緒です。

ヴァイスはしっぽの揺れが止まりません。

わんこ達ごめんね、とっても美味しく素敵なお料理を戴きました。 ~満足~

そしてお部屋はと言うと・・・「僕、どっちで寝ようかな?」

「ちょっとのいてっ!」こっち(右)はママのベッド!!

 

 

5時間余りの長旅に疲れたのでしょう。

 

このとおり、気持ちよさそうに眠ってしまいました。

 

 

 

 

 

朝5時、ヴァイスに起こされて窓を開けてみました。

 

高原のヒンヤリとした空気がお部屋に入り

 

その空気感にヴァイスも気づいた様で、

鼻をクンクンさせていました。

 

そうそう、今日はその鼻を使ってダミーを探すんだよ!

 

 

朝のお散歩です。

 

なんと気温は7℃です。

わんこには気持ちいい朝、

私には寒い!こんなに寒いとは!

さあ、霧ケ峰へ!!!!と車を走らせる途中・・・

流石に名前のとおり、すごい霧です。うっかりしていたら先導車を見失いそうです。

会場に着いてみると・・・うわ~~~~

 

 

見えない。

 

なんだか人影と犬が・・・

この霧の中で何をするのかと言うと・・・

マルスパパのレトリーブで説明しますね。

下の3枚の写真を見てください。

 

左の写真;ダミーがどの方向にあるのか、人間が先ず理解します。大体この方向と犬に指示をだし、犬に「探せ」と命令し、犬を霧立ち込めるフィールドへ送り出します。

中央の写真;マルスパパは指示された方向に走って行き、ダミーを鼻で探します。探している様子はこちらからは霧や草で見えにくいのですが、探し出しやすいように方向を伝えることもあります。見事マルスパパはダミーを咥えて、草原の中から出てきました。

右の写真;それを落とさず一目散にハンドラーの所まで持って帰ってきます。

人と犬の信頼関係がモノを言いますし、また犬の臭覚が研ぎ澄まされた子は、上手く見つけ出します。なかなか見つけ出せなくて、フィールドを駆け巡って体力消耗し集中が途切れる子もいます。

とても難しい競技ですが、近くで見ると、犬の生き生きとした表情が感動を呼びます。

懸命にダミーを探す犬の動きは美しく、喜びにあふれていました。

犬のレベルによって難易度が設定されます。

 

さあ・・・そんな競技をヴァイス君できるかな・・・

 

 

 

後方に霧が広がっていますが、

少し練習をしてみました。

 

近い距離ならダミーを見つけて持ってきたヴァイスです。

当日、午前中はビギナー犬から始まり、次第にレベルが上がり、見ごたえのあるパフォーマンスを見せていただきました。

 

9℃です。体が震える・・・寒い!

防寒対策はしていったのですが、甘かった(-_-;)

 

ところが、午後になりこんなお天気に!

 

 

父;マルス君

 

息子;ヴァイス

 

 

 

 

実は後方にあの有名な山があるのです。

長野県側から見ているので、富士山の北側になります。

霧がすっかり晴れて良いお天気になったので、午後は練習会を開催してくださいました。

初めてのことで、どうなるかな・・・私達も参加です。

 

課題;鉄砲の音(発砲音)が恐いかも・・・

   自分のダミーは咥えられても、他犬のダミーは咥えられないかも・・・

   ダミーの匂いを鼻でとらえられるか・・・

短い距離にしてくださいましたが、ヴァイスはダミーを咥えて戻ってきました。

初めてにしては上出来!!

発砲音にも他人のダミーにも拘らず、戻ってきました。

泣けるよ~~~草原の中に隠れている方が、発砲音とともにダミーを投げます。

その落下地点をヴァイスも良く見て、私も見て「探せ」の合図で草原へ送り出します。

 

背の高い草でヴァイスの姿が見えなくなりましたが、彼を信じて待ちました。

そうしたら、ダミーを咥えて全速力で戻ってきました。私は感動!!

 

 

今回ヴァイスのお里の「アストラム」から参加したメンバーです。

皆、血のつながりがあります。(右端の子は違います(*^^)vかなり細身ですね)

とっても寒く、風が強く、気候条件は厳しいでしたが、とっても楽しかったです。

ヴァイスが初めての場所やわんこ達の中で、自分を見失わず頑張ってくれたことが嬉しかったし、それは今までに様々な場面でヴァイスなりに考え対応してきたその経験が素地になっていると思いました。

 

これから少しずつ練習を重ね、上達できればいいなと思います。

「わおんの宝探しゲーム」がもっと早く見つけられるようになるかもしれません。

また皆さんを楽しませてくれることでしょう・・・

 

最後に~

 

ヴァイスのお里「アストラム」のママ

そしてマルスパパ

ヴァイスの甥っこクーヤン

 

いろいろとお世話になりました。

ありがとうございました。

当日会場でご指導いただいた方々にも、心よりお礼申し上げます。

スタッフ犬紹介

 

 

 

 

WEISS(ヴァイス)

英国ゴールデン

    レトリバー♂2013.2.9生まれ

様々なグループでセラピードッグの勉強をし、JKC訓練競技会ではトレーニングチャンピオンを獲得。

NPO法人日本アニマルセラピー協会のセラピー犬に認定。

認定NPO法人日本レスキュー協会セラピードッグチームの潜在性テスト・適性テストにも合格しています。

 

英国ゴールデンの持つ穏やかな性質とお茶目な気質を、セラピーの分野で発揮しています。

 

2024年 10月20日

永眠 11歳8か月

自宅でママに抱かれたまま、痛みや苦しみはなく永遠の眠りにつく。

 

 

 

 

 

 BLAU(ブラウ)

ボーダーコリー

♂2009.3.15生まれ

六甲警察犬訓練所、宗平所長の指導の下、2歳からアジリティーを練習。JKC大会にオーナーハンドラーで出場し、数々の賞を戴いています。

人間と遊ぶことがとても楽しいと思っている子です。

 

2024年 6月15日

永眠 15歳3か月

「わおん」の皆さんに見守られながら、苦しみも痛みもなく、大往生を果たす。