ブラウの手術、大成功です

 昨日は、長い長い一日でした。

前のブログでも綴りましたが、ブラウが自分のお誕生日に前脚の手術を受けました。

イボを取るだけのことなのですが、ブラウは麻酔を使うことがとても危険な心臓で、深く筋肉まではびこっているイボの根を取るには、どうしても麻酔が必要でした。

 

北須磨動物病院の佐々井院長の腕を信じ、ブラウの生きようとする力を信じ、手術に踏み切ったものの、当日の朝にはこれでお別れの可能性もあると思うと、涙が滲みます。

ブラウは朝から絶食・絶水ですから、ヴァイスもママも絶食・絶水です。

家族でブラウの手術を迎えました。

 

2時過ぎから手術が始まり、出てきたのは4時半でした。

長かったです。祈りました。どうぞ生きてママの手元に帰ってきてほしい・・・

 

途中、院長先生が「お母さん、うまく麻酔がかかりました。心臓も呼吸も安定しています。今から始めます。」と伝えてくださいました。  ・・・一安心・・・<(_ _)>

 

ところが、なかなか出てこない・・・心臓が途中で止まったのでは?息してるのかしら?

先生に呼ばれて手術室に入ると、横たわったブラウが呼吸をしていました。自力呼吸が出来たそうです。

凄い!ブラウ!呼吸器に頼らず、自分で息をしてた。生きようとしたんだね。

 

傷口もまだそのままでブラウの首の白い毛に血がつていました。涙が滲みます。

幸い根っこは筋肉だけで留まり、骨には進行していなかったそうです。

「歩けるだけの筋肉は何とか残せましたよ」と先生。感謝です。ありがとうございます。

 

pm4:30に出てきた時の、

麻酔のかかったままのブラウ君です。

 

覚醒の薬は入れてもらっていますが、まだ反応ありません。

 

お口から舌が出たままです。

 

左前脚の毛も剃られて、こんなブラウの「手」になってしまいました。

 

でも生きているんです。

温かいんです。

 

それだけでママは嬉しい。。。

良く頑張ったね、ブラウ。

少しずつ意識が戻るのですが、再び遠くの世界に行ってしまいます。

それを何度か繰り返し、最後に注射をしてもらい、フラフラですが一度立ち上がりました。「ブラウ、立てる!!」でもよろよろですので、また横たわります。

 

 

pm5:00 やっと自分の体を起こしましたが、立ち続けることはできません。

 

表情も何だか変です。

 

院長先生は本当は入院だけど、神経質なところがあるから、自分の家の方が落ち着くだろうとのことで、家に帰ることが許されました。

 

その代り「ママは一晩この子の看護、責任重大だよ」と念を押されて、それでも連れて帰りました。

 

すぐにこうやって、体を横たえます。

 

一度も吠えたり鳴くことなく、静かに手術を受けました。

院長先生は「この子、かなりプライドの

高い子ですね」と、痛さに耐えたことを褒めてくださいました。

看護師さんも「ブラウ君、本当に強かった」と。

ブラウは決して傷口のテープや包帯を取ろうとはしませんし、舐めることもしません。

きっとここに自分の体の重大な変化があることを、感じているのでしょう。

大切に労わっているつもりかもしれません。

自宅まで1時間30分、ウンともスンとも言わず、車に乗っていました。

時々ヴァイスが「お兄ちゃん、どうしたん?」と言うように、ブラウに寄り添いました。

 

家に戻っても、緊張は取れません。

耳が後ろに倒れたままで、力が入っています。

 

大好きなヤギミルクも飲みません。

朝から飲まず食わず・・・

pm7:30抱っこして庭に出て、いつもオピッコするところに下すと、初めて立っておしっこしました。

pm8:00

しっかり立てたのでいつものご飯を出してみると、こんなに一生懸命に食べてくれました。

 

いつもの半分の量ですが、しっかり食べました。

ヴァイスもブラウのペースに合わせて、ご飯をこの時間まで待たせました。

家族でブラウの気持ちになって・・・❤

 

そして、思い出したんです!今日が本当のブラウの誕生日だったと。

昨日作ったケーキを半分残してありました。

それを食べる?っと尋ねたらしっぽを振って返事したので夜食に。pm11:30でした。

 

 

お誕生日

 

おめでとう!

 

そして

 

無事に生還でき

 

お帰り!!

ヴァイス君が「僕も食べて当たり前!」って顔で・・・(笑)

ブラウ君、しっかり前足で踏ん張れています。よかった~❤

 

一晩、無事に過ごせたブラウです。

 

❤左手を下にしていないか?

❤舐めていないか?

❤痛がっていないか?

❤眠れているか?

❤呼吸は落ち着いているか?

❤出血はないか?

ママは一晩、見守りました。

入院していれば看護師さんたちが看護してくださるのですが、それを連れて帰っているので、ママは頑張りました。

 

神様にも見守られ、こんなにキレイな包帯のままで朝を迎えましたよ。

 

 

ヴァイスも心配だったようで、

今晩はママはお兄ちゃんに付きっきりなんだ…と、

甘えるのを我慢してくれました。

 

ヴァイス、ありがとね❤

今日は朝から再び北須磨動物病院へ。

先生も「本当だ!上手に一晩越えましたね」と褒めてくださいました。

でもやはり縫ったところから少し血が滲んでいて、ガーゼとテープを取り換えていただき、ブラウは傷口を触られるので嫌みたいでしたが、これも頑張りました。

6針ほど縫ってあるので、痛いはずです。

処置が終って、先生に「ごめんなさい、昨日、君の手を切ったのは僕です」と謝ってもらっていました(笑)そしておやつをもらい、先生を許したようです(>_<)

 

先ほど、「わおん」の皆さんにすこーしだけお顔を見せてきました。

わおんスタッフもとても心配してくれていて、「わあ~ブラウ君、よかったね~」と。

 

皆さん、ご心配をおかけしました。

本当にブラウは皆に守られて、無事手術を大成功の裡に終えることが出来ました。

また元気に歩けるし走れると思います。

再びわおんの皆さんのレクリエーションのお手伝いができると思います。

ブラウの元気な復活を待っていてくださいね。

 

様々な方からの応援のお言葉、本当に嬉しいです。

ありがとうございました。

私の心の支えになりました。

「ママが泣かない!」と叱られ、「そうだ!」と思いましたし、私が強くなろうと誓いました。

 

また元気なブラウをお届けできる日まで、ママは頑張ります。

 

追伸;でもねむたいzzz… 今晩も頑張らねば!!

 

スタッフ犬紹介

 

 

 

 

WEISS(ヴァイス)

英国ゴールデン

    レトリバー♂2013.2.9生まれ

様々なグループでセラピードッグの勉強をし、JKC訓練競技会ではトレーニングチャンピオンを獲得。

NPO法人日本アニマルセラピー協会のセラピー犬に認定。

認定NPO法人日本レスキュー協会セラピードッグチームの潜在性テスト・適性テストにも合格しています。

 

英国ゴールデンの持つ穏やかな性質とお茶目な気質を、セラピーの分野で発揮しています。

 

2024年 10月20日

永眠 11歳8か月

自宅でママに抱かれたまま、痛みや苦しみはなく永遠の眠りにつく。

 

 

 

 

 

 BLAU(ブラウ)

ボーダーコリー

♂2009.3.15生まれ

六甲警察犬訓練所、宗平所長の指導の下、2歳からアジリティーを練習。JKC大会にオーナーハンドラーで出場し、数々の賞を戴いています。

人間と遊ぶことがとても楽しいと思っている子です。

 

2024年 6月15日

永眠 15歳3か月

「わおん」の皆さんに見守られながら、苦しみも痛みもなく、大往生を果たす。